黒糖焼酎

酒税法と言う、お酒の厳しい法律があるのですがその中で唯一「黒糖を使った焼酎は奄美地方に限る」と定められています。つまり、黒糖焼酎は奄美地方だけでしか作られないまぼろしの焼酎と言ってもよい焼酎です。昔なら奄美地方に行かなければ飲むことの出来なかった黒糖焼酎でさえこうやっておとり寄せ出来てしまうのですから、実にありがたいお話。まさにネット社会万歳といったところですね!

黒糖焼酎の特徴

黒糖焼酎最大の特徴は麹の替わりに黒糖が使われていることに尽きるでしょう。発酵するための原料として使うだけなのですから名前のイメージほど甘くはなく、むしろすっきりとした飲み口のよさが特徴です。この黒糖を使うことを許されたのは奄美諸島だけなので、今からも、そしてこれからも黒糖焼酎は奄美の特産品として作り続けられると言うことです。また、米麹に別の品物(黒糖)を混ぜてあっても“本格焼酎”と名乗れるのも奄美黒糖焼酎の特徴です。もちろん混ぜてあるから風味が劣ると言うようなことはなく、それどころか黒糖から与えられる風味こそが黒糖焼酎の後味や飲み心地をすっきりとさせているのです。奄美地方で戦前、いや江戸時代から連綿と続く黒糖焼酎はいまや奄美という一地方を飛び出して全国区で語られるまでに成長したのですね。

奄美黒糖焼酎

奄美地方でも最初はほかの沖縄地方同様泡盛などが生産されており、黒糖焼酎は脇役でした。しかし戦後の米不足の折泡盛は原料不足からなかなか作ることが出来なくなってしまいました。その時に脚光を浴びたお酒こそ奄美黒糖焼酎だったのです。それ以来米不足ということがなくなって以降も奄美の島では黒糖焼酎が作られているのです。今夜は奄美の歴史に思いを馳せつつ、黒糖焼酎を楽しんでみませんか?

黒糖焼酎の美味しい飲み方

黒糖焼酎のオススメの飲み方はお湯割。何しろ製造会社自体がお湯割りをオススメしているほどです。黒糖焼酎6、お湯4の黄金比率でどうぞ。お燗するなら芋焼酎の項でも述べた黒糖焼酎6、水4で伸ばしたものを一日おき、充分になじんだものをゆっくりとお燗していく飲み方が一番です。ロックなども良いのですが、やはり一度は暖かい黒糖焼酎の香りを楽しんでみてもらいたいと思います。

黒糖焼酎に合う料理

黒糖焼酎は名前に反して、糖分もカロリーも低いのでダイエットにもオススメな焼酎です。その場合は黒糖焼酎そのものの風味を楽しみつつ、おつまみ無しでゆっくり味わいたいものですね。とはいえ単品で楽しむとやや口寂しいと言う場合は野菜のスティックやチーズなどの軽い品物をお供にすると良いでしょう。ただチーズなどはカロリーもありますからダイエット目的の場合は控えめに。

オススメ酒器

焼酎は基本的にお湯わりが美味しいのですが、黒糖焼酎はその中でもぜひ一度はお湯割りを試していただきたいもの。千代香やお猪口などをつかってゆっくりゆっくりと楽しんでみてもらいたいもの。優しくお燗するには徳利などにこだわってみるのもよいかもしれませんね。

 

里の曙 1800ml

奄美群島でのみ製造が許可された黒糖を使った焼酎です。発酵に黒糖を使っていて甘い香りを漂わせながらも、カロリー、糖分ともに低く抑えられていて、体にも優しい焼酎です。最近では女性にも人気がありますね。

黒糖焼酎 喜界島 30度 1800ml

喜界島のさんご礁から汲み上げた湧き水を使用し、喜界島産のさとうきびから作った黒糖で発酵させた焼酎は、奄美本島のものとは一味違う仕上がりになっています。奥深い喜界島の黒糖焼酎を楽しんでみてください。

黒糖焼酎 三年寝太蔵 30度 1800ml

喜界島酒造の黒糖焼酎の中でも三年古酒をベースに、5年ものや10年ものを絶妙にブレンドした、本格的な黒糖焼酎の古酒です。若い焼酎には無い古酒ならではの本物感は他の焼酎では味わうことができません。是非この機会に黒糖焼酎の古酒にチャレンジしてみてください。

奄美 30度 1800ml

奄美の黒糖焼酎と言えばこの「奄美」です。入手困難な黒糖焼酎の中では比較的手に入りやすい「奄美」は、黒糖焼酎の入門用に最適です。黒糖焼酎ならではのほのかに甘い香りと、とろけるような飲み口をロックで是非ご堪能ください。

太古の黒うさぎ 長期貯蔵 720ml

栓を開けるとフルーティーな中にバニラのような香りが漂い癖になる良いにおいがします。とろっとろの口当たりと鼻に抜けるスモーキーな樽の香りが泡盛を彷彿とさせます。入手困難な1本ですがこのチャンスに是非お試しあれ。